融資限度額ってどれくらい?金融機関によって違いはあるの?
消費者金融や銀行からお金を融資してもらうのには、ひとそれぞれに応じた限度額があります。この限度額は、具体的にいくらとはお答えできません。限度額を決定するのは、それぞれの金融会社なのです。ただ、その額の大きさはお金を借りる人の属性によって変わってきます。たとえば、公務員や会社員などという安定した収入が見込める人と、雇用の不安定なアルバイト・パート職員の人とでは、収入に差があるので、それだけで融資限度額が違ってくるでしょう。勤務先・勤続年数・年収、そのほかに、家が持ち家であるか借家であるか、家族構成などといった本人の属性を総合的に判断して決められます。
たとえば、個人事業主の人と、官公庁に勤務している公務員とが、ほぼ同額の収入を得ていたとしても、景気の影響をほとんど受けず、倒産などの危険性のない公務員は安定した職業と判断されて、個人事業主の人よりも融資限度額が大きくなる可能性があります。家が持ち家であると、資産があるとみなされ、増額の要因となります。
こうした本人の属性による評価のほかに、本人の信頼によって融資限度額が変わる場合もあります。ローンの返済が一度も滞ることなく、きちんと返済している人は信用があるといえます。逆に、家や土地などの資産のある人でも、他の金融機関との返済トラブルがあると、限度額が少なく設定されたり、融資そのものを断られる可能性があります。
また、こうした融資限度額の決定は、各金融機関にまかせられるので、消費者金融だから限度額が低いとか、銀行だから高いなどと一概にはいえません。