実はよくわかっていない!?カードローンとキャッシングの違い
カードローンとキャッシングって、どちらも金融機関からお金を借りることに変わりはないのですが、どう違うのでしょうか。
そもそも、カードローンとは、ひと昔前まではただ「ローン」と呼ばれていました。比較的大口の融資を、分割払いで返済していくもので、今では用途・目的に応じてさまざまなローン商品があります。たとえば、教育ローン、住宅ローン、自動車ローン、ブライダルローンなどです。まとまった額を借り入れて、毎月決まった日に返済していくやり方が一般的です。最近は、リボルビング払いが多くなっています。
以前はただの「ローン」と呼ばれていたものが、どうして「カードローン」になったのでしょうか。それは、時代の流れとともに、ATMを利用して自分の好きな時に、お金を借り、自由に返済する人が増えてきたためです。そのため、金融会社はローン専用カードを発行しています。
一方、キャッシングとはどういうことでしょうか。キャッシングとは、一括払いを前提として小口融資を受けることです。カードローンに比べ、利息は高めです。ただし、最近は、キャッシングの返済にもリボルビング払いを使う場合が増えています。
このように、今となっては、それぞれの定義こそ違いはあるものの、その実態はあまり変わりがなく、金融会社においてもカードローンとキャッシングの線引きがあいまいになってきているのが現状です。
最後に、カードローンでもキャッシングでも最近増えてきた返済方法、リボルビング払いについて簡単にご説明いたしましょう。これは、毎月の支払い額を一定にして、残高がある限り返済していく方法です。支払い額が一定の場合と、残高スライドリボルビング払いという方法もあります。これは、残高に応じて支払い額が変わる方法で、残高が少なくなると、支払い額も減ってきます。いずれにしても、支払い額が比較的少ないので、毎月の家計の管理が楽になるというメリットがあります。